東証取材記


何度見ても驚くが、まわりのビルはすべて証券会社だ。
(建物の四方八方がすべてこの調子だ。)
 8月某日、東京都中央区日本橋兜町の、東京証券取引場へ取材に行って来ました。
 そこは、まるで国際空港を思わせるような、異様な緊張感に包まれていました。(笑)

 三角形をしたコンクリの建物は、周囲に入り口が数カ所。ぐるぐる回って見学用の入り口をやっと見つけ、突入。
 入り口の重い扉を開けると、まずは金属探知器がお出迎え!(爆)手荷物を預けゲートをくぐる。荷物のステンレス製水筒が反応を示す。カバンを開け、中身を確認。まさか東証でここまでするとは思わなかった…(^^;)


テレビで見るよりはずっと大きく、重厚だ。
 入館料は無料。受付で簡単な入館用書類を書き、パンフレットをもらっていざ侵攻。

 東証の天井は高い。長いエスカレータを登るとそこは普通なら軽く地上3階であるはずの2階。
 そこにある「東証プラザ」をさておき、まずはテレビ放送でおなじみのあのガラスシリンダーを見に行く。


シリンダの中で取引の公正を見守り続ける。
 そこには、思っていたよりも大きな丸い円筒形の物体。
 そう簡単には入れそうにない、その丸い物体は牢獄のように思われる。同時に、中で行われている業務の重要さと厳正さを思い知る。


くるくる回るモニターは、回転速度が3段階に変わる。
 「オープンプラットフォーム」には、大きなモニターが据え付けられている。リアルタイムに数々の値が変動する。
 極めて印象的だったのは、画面向かって右上の"Topix"と"日経平均株価"のグラフの"本日の最高値を示す三角形"が、取引開始時の値を差し続けていること。これすなわち、両の値が開始時の値を上回らずに下がり続けていることであり、素人の私もさすがに大きなショックを受けた。

 シリンダの上の電子パネルは、多くの銘柄の株価と推移を示す。十数秒間隔で回転速度が変わるらしい。特に、撮影があるときなどは遅くするようだ。

上半分が平均値など、下半分は各銘柄の動きだ。

 今回私がふれた"株"は、ほんのわずかな部分だったかも知れない。
 しかし、コンクリで固められた霞ヶ関ビル群よりも、この証券取引上の方がよほど中を伺い知ることが出来る。
 そして、前途の"株下がりっぱなし"を思いだしながら、日本経済はここを基点にして回っていると思うと、なんだか非常に悲しくなってくる。それがこの取材の印象。


 生意気ながら、私は日本経済が速やかに復興することを切に願う。

多くの人に支えられ、証券は流通する。


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