菓子職人ジョルジュ:

僕にチョコを?いや、その、参った
な。僕には故郷に好きな子が…っ
て、え、違う?
あれ、この香り。メイの家のシロッ
プじゃないか……。あっ!もしか
して今までのチョコを作ったのも…
…。ああ、そうか、そういうこと
か。
オーケー。そのチョコ、僕にもらえ
るかな。かわりに僕の作った最高
級チョコをあげるよ。
ははは、しかしキミも随分おせっ
かいな人だな。まったく、ありが
たいったらないよ。
今は忙しくて帰れないけど、メイ
にはちゃんと手紙でも書くよ。そ
ろそろ僕も彼女に言わなきゃいけ
ないことがありそうだ。

手作りチョコを渡す