よしよし、おまえは賢い選択をし
たのだ。クックックッ。
わしの主であられる「カヘルヤヒ」
様はこう言われた。
怒りを知らない者は、この世に存
在する価値がない、と。
おまえの目は、怒りの虜になるこ
とを強く願っている。
さあ、わしがおまえに怒りとはど
れほど偉大なものかを聞かせてや
ろう。
怒りとは、お前の体の奥深くに存
在する、おまえ自信ですら気づい
てない、計りしれない力を引き出
す原動力となるものだ。
怒れ。怒らせた者どもをはっきり
と記憶し、お前の怒りで焼き尽く
してしまえ。そして、やつらがお
前に対して怒りを持つように仕向
けろ。そうすれば、お前は新しい
仲間を得ることになるのだ。
そして、お前をここに至らせたこ
の世に怒れ。この世をお前の怒り
で覆い尽くせ。そうすれば、この
世はお前の世界になるだろう。
しかし今すぐ「怒り」について多
くのことを理解することができな
いからといって、あまりがっかり
することはない。ククッ。
わしはいつもお前と共にしよう。
わしがお前の血となり肉となろう
。
わしがお前の魂になろう。
早速、わしがお前に一つ重要な闇
の仕事を与えよう。
近頃魔族の中に、気に障る奴がい
る。
お前も一度は聞いたことがあるだ
ろう。魔族のデーモンと、奴の手下
の魔物バフォメットとベレスだ。
あいつらは、以前からわしらアンデ
ッド系の魔族に冷たくあたってい
て、最近じゃそれが当然のことだ
と思っている。
魔族というわしら種族の名を汚す
あいつらを、お前が始末するんだ
。
多少お前には無茶なことかもしれ
んが、仮に失敗したとしてもくじ
けるんじゃないぞ。
そして、本当にわしと交感したけ
れば、お前の小さな犠牲の証拠を
俺に捧げろ。
お前の魂の一部をわしに授けるの
だ。俺が与えるものに比べれば、
それは取るに足らない小さい犠牲
にすぎない！
ともかく、お前があいつらを始末
した証拠と、お前の小さな犠牲の
証拠を持ってくれば、奴らからの
戦利品を使わせてやろう。
さぁ、どうする？この上なくいい
提案だろう？クックックッ。
魔力を失ったデーモンスタッフを渡
す
魔力を失ったバフォメットスタッフを
渡す
魔力を失ったベレススタッフを渡す
