治療師:

新米なうちは、自分が怪我するの
も省みずに突撃したりするもんだ
な。
だが実力がついてくれば次第に自
分の体を大事にするようになるだ
ろう。
それは怖気づいて尻込みしてると
いうのとは全然違うんだ。
おまえも一つ怪我するたびに少し
ずつそれがどういうことか分かっ
ていくと信じているぞ。
さぁ、いつでも怪我をしたら私の
ところに来るがいい。私が治療し
てあげよう。
だが私がいつまでもおまえの治療
をしてあげられるとは思わないほ
うがいい。
今言ったようにおまえは怪我をす
れば治療してくれる人を探すより
も、初めからどうすれば怪我をせ
ずにすむのかを学ばなきゃならん
のだからな。

治療を受ける