侍従長 イスマエル:
税金は領地の住民に対する殿下の
権利であり、この王国全体の主人
であらせられるケン・ラウヘル陛下
に対する上納のための殿下の義務
でもあります。
殿下はこの地方の税率を調整でき
る権限をお持ちになります。税率
はケント城近郊の村はもちろん、海
辺のグルーディオ村まで適用され、
そこでのあらゆる商取引に影響を
及ぼします。
殿下が税率を定められれば、その
税率は翌日税金を集めるときから
影響を及ぼします。一日に何度か
税率を変更なさる場合、その日の
最後に策定なさった税率が翌日の
税率として適用されます。
一日に集められた税金は、その翌
日の夜明け頃に城に集められます
。
集まった税金はすべて殿下のもの
です。ですが、税金で集められた
すべてのお金を好きなだけ使うわ
けには参りませぬ。国王陛下への
上納や、城、領地管理に必要な資
金がありますので。
もちろん税率を上げるほど城の金
庫は豊かになります。ですが、税
率があまりに高いと物価が上がり
、住民たちの反発を買うことにな
ります。税率の調整には常にその
ことを考慮にお入れくださいませ
。