彼には「 アタロゼ」という弟子がい たのだ。その弟子なら歴史書の行 方を知っているだろう。おそらく 遠くには行っていないだろう。身 を隠しながら暮らす者たちを訪ね るがいい。 誤った歴史を二度と繰り返さぬよ うに、その歴史書を見つけたいの だ。そして最後までここに残り、 歴史の生き証人として彼らの過ち を後の世に伝えたいのだ。 アンテロゼに会いました