空間がねじれ始め、自然な魔方陣 が形成された。 危険を感じ近づきたくはなかった が、気にせず行こうとしても距離 が縮まらない。 足元を見下ろすと、自分の両脇に は人間のものとは思えない足跡が 残されていた。 どこからか続いているものではな く、ただその二つの足跡だけがく っきりと残されているだけだ。