リッキー:



君は…ナイト志願者か?
まさか反王の回し者じゃないじゃ
ろうな?ハハハ。
君を見てると、若い頃の自分を思
い出すな。
昔はわしも、君のように若さに満
ち溢れたナイトだった。
あの頃は血気盛んで、何もかもが
うまくいくと思ったりしたな。
だが、今ではただの老いぼれじゃ
…。

今となっては、わしは過去に犯し
た過ちを償うためだけに余生を送
っているんじゃ…。
富と権力ってやつに目がくらんで
道を踏み外した、わしの若い頃の
人生を取り戻したいと思ってな…
いつも思うんじゃが、ゲラド様の話
を聞いていると、そのありがたさ
と過去の反省とでついつい涙を流
してしまう。
そうするとな、わしが過去に犯し
た過ちの記憶が、ひとつひとつ、
きれいに浄化されていく気がする
んじゃな。
反王のあの汚い目つきとは比べも
んにならんさ。

ブラック ナイトの誓約書について