グランドマスター オルトリン:

そうだな。これはただ皮肉な話にすぎない。完成に
近づくほど影は色濃くなり、栄光を追い求める者で
それに気付いた者は、栄光のために必死になってそ
の影を消すだろう。

たとえそれが手のひらで空を遮るような意味のない
ことだと心では知りながらもだ。お前くらいの者に
は言う必要はないだろうが、神々が我らを創造でき
たのは、彼らこそが不完全であったからだ。

完全な者は欠けたものしか創れない。完璧な円は角
を持てないようにな...完全な憎悪は怪物しか産
むことはできないのだ。

「シーレンの...話か?」