グランドマスター セドリック:

老いぼれの戯言になるかもしれないが、聞いてくれ
るか...?

昔のことだ。ディオンの領地の小さな村で農民の反
乱が起こった。当時の領主は、彼らとの話し合いの
末、力による制圧を選んだ。それで、領主の命を受
けたナイト ギルドは、領地の秩序と正義を守るた
めに剣を抜いた。

しかし、それはあくまでもナイト ギルドの首脳部
の決断であって、多くの若い騎士たちは自分の良心
の声に導かれ、農民の側に立ち彼らを守ろうと戦っ
た。結局我々騎士たちは、お互い自分が正しいと信
じるもののために2つに分かれてしまったのだ..

まぁ、当時の騎士たちが判断を誤ったと言いたいわ
けではない。しかし、たまにはこういう気がしてな
らないんだ。結局、騎士が守ろうとするものは、自
分のエゴに過ぎないのではないだろうか。真の正義
など存在せず、自分が守りたいと思う存在を作り上
げ、それを守っている自分の姿に酔いしれているの
ではないかという気がするのだ。
それがパラディ
ンでもダーク アベンジャーでも関係なく、だ..

君の都合が許すなら、俺のために旅に出てくれない
か?古代の儀式に書かれている修行の旅を...そ
の旅の中で、君が得た答えを教えて欲しいのだ。

旅立つと伝える