長老カイタル:

私は長老会の一員であると同時に「深淵の司祭」で
もある。去る三百年の間グランカインとシーレンの
意志を実現させるために生きてきた。死と運命を受
け持つシーレンの女神様は時にして死を通して未来
の運命を垣間見ることを許してくださるのだ。女神
様は私に死人の骨を投げてそれが地に描く模様を通
して未来を占う方法を授けてくださった。

月に一度私は骨を投げては我が種族にやってくる危
険や災いを見抜き、また我が「暗闇の聖殿」が向か
うべき方向について考えている。近頃のように我が
種族の脅威となる敵があちらこちらに潜んでいる不
穏な時期に、種族の未来に害をもたらす災いや危険
を前もって見抜くのは私に与えられた使命でもある

こういう風に占いをする際には毎回新しいボーン
ピース
が必要となるが、古ければ古いほどその中に
蓄積された死の気配が強くそれだけはっきりした未
来が分ってくるのだ。君に呪術に必要な骨を収集す
る仕事を任せたい。どうだ、やってみないか?

やってみると言う