我らの種族が木のエルフの呪いから解き放たれても
う数百年が経ちますが、太陽の光で皮膚がやけただ
れた時のあの苦痛！私は忘れることができません。
私たちは長い歳月、地下の暗闇の中で生き、夜にな
らないと地上に出ることができませんでした。
ですが、長老の研究のおかげで私たちを暗闇の中へ
と追い込んだ呪いが解け、元の住みかだった地上の
森を奪還しました。しかし、私たちは未だにこの地
下都市で暮らしながら、闇夜に紛れて戦争を仕掛け
るのです。私たちを迫害した光のエルフとヒューマ
ンに復讐するために．．．
私たちを破門した光の兄弟と、ずるがしこい手で私
たちを侮蔑したヒューマンは決して許せませんが．
．．時々思い出すのです。大昔、月の光の下で踊り
を踊り、川のほとりで詩と音楽を楽しんでいた兄弟
たちの姿を．．．私たちは、憎悪と復讐心に捕らわ
れて、生きることの楽しさを忘れたのではないでし
ょうか？