セントリー クルピオン:

一族が光を避けて地下奥深くに住んでいた頃、長老
ベリオール様が地下に住むグレムリンという下等生
物を使って各種の実験をなさって、インプという新
しい種族を創造なさいました。

黒魔法の力で生まれた奴隷のインプは、細長い足の
爪、暗闇でも道に迷わない感覚、高く飛べる翼を持
っていて、洞窟の壁や天井に生えたキノコや苔を採
集したり、坑道の奥深くで鉱物を採取する仕事をし
たりしていました。

彼らは数百年間、忠実に一族の命に従って生きてき
ました。ところがインプたちは私たちにわからない
方法で束縛の呪いを解き、監督官を殺して地上に逃
げて行きました。当時私たち一族は光のエルフと戦
争をしていたので、そこまで手を回すことはできま
せんでした。

彼らがどんな方法で長老の呪いを解いたのか、まだ
明かされていませんが、インプの中に魔法を使える
者がいるという推測もされています。そんな未開の
一族が魔法を使うなんて、私にも信じられないです
が。

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