長老 アリン:

君は飛行船に乗ったことはあるか?あれは我が黒の金敷
ギルドの技術力を全て終結させ作った究極の交通手段じ
ゃ。空高く舞い上がる飛行船の姿を見れば、人々は思わ
ず歓声をあげるのじゃ。

じゃが、下巨人時代の飛行装置は現在のものよりも大きく
、ワイバーンよりも早く、そして雲よりも高く飛べたと言う。今
ではもう存在していない下巨人の飛行技術を取り戻すの
がわしの夢なのだ。天空の雲の間から見下ろす地上の姿
とは、どんなものか...想像するだけでワクワクしないか?

わしは、普段はギルドの業務で忙しいんだが、暇を見ては
飛行の基礎となる浮遊石について研究しているのじゃ。
遊石
は、空中に浮かぶ性質を持つ珍しい鉱物じゃが、そ
の力を制御する方法を見つけ出すのが、下巨人の秘密を
解くカギだと信じておる。じゃが、いつも研究の材料が足り
ぬので、たまにおまえみたいな見習いに浮遊石の収集を頼
んでいるわけだ。どうだい?わしを手伝ってくれるか?

手伝う