調査官 アドラー:

パイラカという場所について聞いたことがあるか。
カマロカの発見以来、カマロカを研究する人々が行
きついた先がパイラカなんだ。

もともと大きな混沌が存在していた場所、例えば大
規模な魔法実験が行われたとか、多数の死者が発生
したというような場所にカマロカの気配が立ちこめ
ると、そこはカマロカになることなく現実を否定し
て、それによってむしろ現実に属する場所になると
か...

学者たちはそれを、ガラス窓の中の世界にたとえて
説明するんだ。暗ければ部屋の中が映し出されるけ
ど、実際は部屋の外だってな。

耳を傾ける