アルゴスの眼:

遥かなる昔、わしが完全な体を持っていた頃、わし
は1000個の目でこの世で起きるすべての出来事を知
ることができた。グランカインとシーレンのことを
アインハザードに知らせたのもわしで、エヴァが水
の女神の地位を捨てて隠れたときの場所を教えたの
もわしだった。

だが、4大種族が創造され、世が複雑になってゆく
につれ、すべての事件と事故を見守るにはわしの精
神が耐えられなかったのだ。毎日交代して、500個
の目は閉じて、500個の目は開いたままで生きてい
た。そのような生活を続けているうちに、わしには
二つの人格が芽生えていった。

片側は世の暗い面...戦争、殺生、裏切り、堕落
に注目してすごく暗くて陰鬱な性格を持つことにな
り、この世は浄化されるべきだと考えるようになっ
た。

もう一つの片側は世の明るい面...愛、芸術、英
雄心を見て、俗世の物への愛着を持つようになった

神々と巨人たちの戦争でわしが巨人たちの隠れてい
るところを隠すと、アインハザードはわしを八つ裂
きにして殺し、目を抜いてこの谷に投げ捨てた。そ
の内、一番大きかった二つの目がアルゴスの光と闇
の意識を持つようになり、わしこそがその光だ。

アルゴスの闇を受け継いだ百眼のデーモンはこの俗
世を浄化する心算で、この谷のモンスターたちを洗
脳して勢力を集めようとしておる。

お主、勇者よ。わしを手伝い、デーモンの勢力を食
い止めてくれ。

ありったけの力で手伝うと言う