象牙の塔の地下一階の商人さん。
途中でエルフの村にも行かれましたか？皆元気かなぁ．．．、ああ、まるで目に浮かぶようだ。
エルフは故郷の森のことを語る人がかなり多いわね。 アデン城の村のウィノーニンさんとか、 ギラン城の村のリベリアさんとか。 ところが、エルフ以外ではあまり故郷のことは話す人は少ない感じ。 ドワーフさんがときどき誇らしげに炭鉱のことを言うかもしれないけど、戻りたいとか美しいとかはあんまり聞いたことがないし、ことダークエルフさんに関しては故郷の話題なんて聞いたことがない。 たしかにエルフの森は美しいけど、それぞれの種族が立派に育てた故郷の村に特筆すべき不満な点があるわけじゃなし、種族間戦争の敗者なのはオークやドワーフはもちろんエルフも同じことなのに勝者のヒューマンもやっぱり故郷のことは話さない。 この差は甘えなのかしら、それとも閉鎖性？