リリス:

そうでしたか...テオンが...私より先にエヴァの元に戻り
ましたか。このようなことを予測しなかったわけではないので
すが...大丈夫です。私を慰めてくださる必要はありませ
ん。

もう一度だけ、彼の姿を見ることを望みましたが...彼にそ
っと近づき静かに彼の名前を呼んでみたかったのですが..
.運命とはこんなにも残酷なものなのですね...テオンと
私を出合わせ、恋に落ちるようにし...お互いを恋しく思
いながら長い年月を過ごさせて...結局、死によって二人
を引き裂くなんて...。

これが...テオンの日記帳?ありがとうございます。今日は
この日記を読みながら一人で静かに過ごしたいと思います
。貴方のご好意は決して忘れません。これは私がお礼とし
て差し上げる小さな贈り物です。受け取ってください。