手旗信号を理論的に覚える

カタカナの手旗信号は、1~14の数を表す表現方法を組み合わせて打ちます。
つまり、日本語の手旗信号は0~14までの数字の表現方法しか使わず、したがってカタカナ50音分の表現があるわけではありません。

数字の打ち方を覚えよう

数字の表現は、特に「どうやって覚える」といったことはありません。
なぜかと言えば、数字の表現方法は『カタカナの字を分解したもの』で、これといって数字の形と関連があるわけではないのです。
わかりましたか?勘のいい人はもうおわかりでしょう。「数字の表現方法は『カタカナの字を分解したもの』」ということを逆に言うと、「数字の表現を組み合わせるとカタカナが見えてくる」んです。たとえば、数字の【1】の表現方法は、下の表を見てわかるように、《両手を横に伸ばす》です。これは、─(横棒)の形になります。また、数字の【2】の表現方法は、同様に、《左手を上に伸ばす》です。これは、│(縦棒)の形になります。この二つを{横・縦・横}の順に組み合わせると、{エ}というカタカナが見えてきます。

同じように、【3】は、《左手を左下に、右手を右上に》です。これは、/{右上向き斜め棒}の形で、{1・2・3}の順に組み合わせると、{オ}となります。

絵を見ていただければいうまでもありませんが、2個ほど例外はありますが象形文字の漢字の成り立ちよりずっと簡単だということがわかります。これが「手旗信号は比較的解読しやすい」理由なのです。

それでは気合いを入れて、次ページの図を見ながら数字の表現を覚えて下さい。これをクリアすればカタカナだってすぐ覚えられますよ。

それでは、旗を持って下さい。え?旗がないって?それならサイバシでも警棒でもなんでもいいですからとりあえず両手に持って下さい。旗を買いたい人はお近くの東急までどうぞ。

旗を持つ者の心得と注意