きみはエルフか?君がエルフでないのなら無理に聞かなくてもよいぞ。 なにしろブロッブは、エルフのアイテム製作にだけ必要なモンスターだからだ。
さて、エルフだけが作れるアイテムのうち、一部はブロッブというモンスターを利用する必要がある。
ブロッブ
ブロッブは一部のケイブに生息しているスライムの一種で、アイテムを食べて溶かしてしまう能力がある。 しかしブロッブはスライムよりも処理が遅く、溶けるのに2.5倍の時間がかかる。 これを利用し、金属を溶かしてメッキ加工させることができるのだ。
実際にやってみよう。ここにパンのつのとミスリルがある。
スライムの場合、このアイテムを渡すと約8秒で溶けて消えてしまう。 溶けたあとスライムを倒してもなにもなくなっている。
ブロッブの場合、渡したアイテムが溶けるのに約20秒かかる。 材料をブロッブに渡したら、それらが溶けて消滅する前にブロッブを倒せば、金属がメッキされた新しいアイテムを取り出すことが出来る。
・・・見ての通りだ。パンのつのに金属をメッキした「ミスリルホーン」の完成だ。 材料を変えればいろいろなものを作れる。
しかし、あくまでも20秒を過ぎれば材料はブロッブの栄養分となり、溶けてなくなる。 この点には注意することだ。
ブロッブは、同種のモンスターであるスライムより少しレアな存在だ。 スライムは世界中にいるが、ブロッブは一部のケイブ内にのみ生息している。それは以下の通りだ。
上記のリストを考えると、ブロッブを用いた製作はダメージ毒のないギランケイブ地下1階が良いだろう。 若干モンスターがうざったいかも知れないが、もしそうならエルヴンケイブ地下3階を候補に入れておいてはどうだろうか。
肝心なことを忘れていた。 ブロッブにアイテムを渡す方法だ。
ブロッブはアイテムを拾う習性が有るから、地面に置いてそれを食べるのを待つのがよい。 もしくは、一発殴って攻撃してきたところに、アイテムを投げ込んで倒すのもよい方法だ。
地面にアイテムを捨てておけば、ブロッブが勝手に拾って食べてくれる。 ブロッブが一匹しか居ない場合は、これが一番簡単な渡し方だ。
複数のブロッブが同じ部屋に居ると、ひとつのエサにたくさんのブロッブが寄ってきてエサ食い競争になり、材料が分散してしまうのでアイテムを精製できない。 そんな場合はペットをテイムするのと同じ要領で、一発殴っておびき寄せたあとにアイテムを投げ込む方法がよい。
どうでもいいことだが、材料の投げ込み方にもコツがある。 知らなくても良いが、知っていれば便利かもしれないぞ。
ミスリルやルビーなどの「アイテム欄で一つにまとまるもの」をブロッブに渡すときは、ドラッグ&ドロップのあと、数を入力せずにリターンキーを押そう。 そうすると、持っているミスリルをすべてブロッブに渡すことが出来る。 いちいち渡す数量を入力する面倒さから開放される。
良く読むと「Enter=全て」と書いてあるから、何も入力しないでリターンすれば持っている全てのミスリルをブロッブに渡すことが出来る。
もちろん、ブロッブは余った材料はきちんと返してくれる。 ミスリルもルビーも、多めに投げ込んでも返してくれるから、おおざっぱにやっても問題ない。
そして、装備類の「アイテム欄で一つにまとまらないもの」をブロッブに渡すときは、シフトキーを押しながらアイテムをクリックすると、複数選択ができる。 ひとつひとつ掴んで渡していたら20秒が経過してしまうかもしれないし、あせって失敗するよりは知っておくといい。
地図を複数選択したところ。このままドラッグ&ドロップで地面に置くことも出来る。
これらの技を使うことで、ブロッブを20秒以内に確実に殲滅することができる。 あとは、オーク族に襲われない様に注意することだけだ。がんばってくれ。
ここからは大量生産の話だ。
君は犬を飼ったことがあるか? 犬は最大8個の荷物を持つことが出来る。
矢や肉、ポーションのようなものは、複数わたすと「ひとつの荷物」と見なされる。 装備品などはまとまることが無いので、複数わたすと「複数の荷物」と見なされる。
ブロッブもこれと同じだ。
「パンのつの」は装備品だから「複数の荷物」と認識されるし、
「ミスリル
」や「ルビー
」は矢や肉のように「ひとつの荷物」と見なされる。
ブロッブは荷物を8個まで持てる。
ここで考察してみよう。
ミスリルホーンを作るには、パンのつのが2本、ミスリル
が50個必要だ。
ミスリルはいくつあげてもひとつの荷物としてまとめて認識されるから、1匹のブロッブで一度に3本まで「ミスリルホーン」を作ることが出来る。
ミスリルホーン3つ分までは一度に渡しても大丈夫。
オリハルコンホーンの場合は、パンのつのが4本、オリハルコン
が80個、ルビー
が3個必要だ。
この場合、1匹のブロッブで1本しかオリハルコンホーンをつくることができない。
もし2本つくろうとすると、荷物は「パンのつの
8本+オリハルコン
+ルビー
」となり、荷物が10個になってしまう。ブロッブはこれを一度に食べることはできないのだ。
ブロッブのおなかの限界を超えている。
ブロッブの住み処はモンスターの巣窟だ。 あらかじめ計画を練っておき、なるべく短時間でサッと済ませて帰ってこれるようにするといいだろう。
さもないと、上の写真のような大パニックになる。 アイテム製作中に襲われて、ブロッブに材料を持ち逃げされることもある。 君の旅路の安全を願いたいところだ。