情報屋 ジャレアード:
隠れ里には魔法で行くしかないん
だ。
で、その魔法はある人間しか使え
ない。
しかも、その魔法で隠れ里に行っ
ても、ヤツが認めた人間の紹介状
がなければ、仕事の依頼は受けて
くれん。
まあ、人間嫌いなヤツだしなぁ…
…。
っと、ここで交換条件だ。
アンタ、商人のゴーツから異国から手
に入れてきたワインは知ってるか?
オレの調べによると、どっかの国
で質の良いワインを安く大量に買い
付けてきたらしいんだ。
それを、高級ワインと偽って貴族に
売り込むらしい。
もちろん、オレ達が手を出せる値
段じゃないのはわかってるが、一
度飲んでみたくてな。
その高級赤ワインを手に入れてきて
くれれば、オレがそいつへの紹介
状を書いてやる。
どうだ?
悪い話じゃないだろ?
高級赤ワインを渡す