〜 ストーリー解説 〜ダークエルフ レベル15試練

暗い室内―――。

星のまたたきの如く、弱々しい瞬きをみせる沈黙の洞窟の一角。
キャンドルの灯かりが揺れるその部屋は、古びた本が整然と並べられた、図書館である。
あなたの手にある本には、我々が地下世界に隠れるようになった、その歴史が書かれている。
かつて、世界にはエルフという種族があった。
エルフは人間との戦争に負け、世界の片隅へと追いやられた。
それは屈辱の歴史だった。

やがて、エルフ族の中に、人間への復讐心を持つ者が現われた。
その者たちは、エルフを生み出した創造の神アインハザードへの信仰を捨て、
破壊の神グランカインを信仰するようになった。

やがて、エルフ族の意見は分裂し、戦争が起こり、
グランカインの信仰者は呪いを受けて、エルフの森を去ることになった。

その者たちの歩むところは、呪いを受けてたちまち黒い森となった。
ダークエルフと呼ばれたその種族は、人間に、そしてマーシュエルフに復讐心をあらわにしていた。


彼らは多くの者を殺した。
暗闇での生活は、むなしいものだった。
殺しても殺しても終わらない復讐行動は、一族に憤りを感じさせた。

そんななか、この戦いを終わらせようとする者が現れた。
我々がグランカインを信仰した過ちを認め、地上に戻ることを提唱した。

しかし、それは今までのダークエルフ族の歴史を否定するものだった。
グランカインの信仰をやめ、かつての戦争相手と和解を結ぶなど、できるはずもなかった。

そして、一族のなかで分裂が起こり、
我々は闇の世界から追い出され、光の世界に戻る事も出来ず、狭間の世界へと追いやられた。
かつて、マーシュエルフとダークエルフが分裂したように、
復讐派ダークエルフと和解派ダークエルフは、分裂することとなった。

歴史は繰り返した。
長い時を経て、復讐派ダークエルフはついに地上への侵攻を開始した。
戦争時代に軍事力を弱めていたグルーディン村は、彼らによって破壊しつくされた。
彼らは、名をラスタバド軍と言った。
「我らの同族が、今、無益な戦いによって世界を混沌に陥れようとしている! 我らダークエルフ族の名を汚す行為、これ以上見過ごすことは許されない! 必ずや、我々ダークエルフ族によってこれを制止するのだ!!」
我々はいまこそ動き出さねばならない。
武器を手に、私は立ち上がる。

過ちの歴史を繰り返さぬように。

初めての試練

警備隊長
「カーン」

沈黙の洞窟
沈黙の大地への橋付近
[カーンに話し掛ける(ダークエルフLv15有資格者)]
師範でもあり警備隊長も務めるあるカーン様から、我らの土地を(おか)す存在の抹殺を命じられた。
いままでも確かにオークたちの姿を見てきたが、知能が低いゆえ迷い込んだものだと考えていた。
しかし、違うらしい。
我らに(あだ)なす者は何であっても許されざる存在だ。
すぐさま抹殺に向かうことにする。

その者はすぐに見つかった。
考えることはない。深い理由も必要ない。我々に抵抗するならば消す。それだけだ。
侵攻者オークエルダーは、あっけなく闇の大地に倒れた。首を取って報告に向かう。

アサシン、始動

[カーンに話し掛ける(ダークエルフLv15修了者)]
カーン様は私を、オークよりはマシになったと評価した。
言うまでもない、これでは駄目だ。
復讐の黒い炎に燃え盛るラスタバド軍の手前、捨てゴマにもならぬ。
過ちを犯す者を正すために、私はさらに上を目指さなければならない。

ロンドゥ様はまだ忙しいらしい。
少しでも力をあげてからお会いした方がよいだろう。
私はまた、暗闇の中を歩いていく。
まだ見ぬ、光に向かって―――。
  1. カーンに話し掛ける(ダークエルフLv15有資格者未同意)
  2. カーンに話し掛ける(ダークエルフLv15有資格者同意済)
  3. カーンに話し掛ける(ダークエルフLv15修了者)
ちょっとカッコよくストーリー解説してみました。
このページに限った話じゃないですが、このサイトを読んでるときだけでもゲーム内キャラクターに感情移入して頂ければ幸いです。

。oO( (´-`)それは無理かも )

当初、間違った解釈でストーリーを描いてしまったので、書き直しました。
プレイヤーが操作する「ダークエルフ」は、地上へと侵攻する「(復讐派)ダークエルフ」のことではなく、
復讐派ダークエルフを止めようとする「(和解派)ダークエルフ」のことのようです。

それでも、カーンが結構喧嘩っ早い?性格だったり、
復讐派を止める為に和解派が武器を手に取ったりするあたりは、
長年の間に染み付いたダークエルフの性といったところなんでしょうかねえ。

まあ、「和解派は復讐派を言葉で説得します!」なんて言ったらゲームにならないわけですが。
公式のストーリー解説では、復讐派ダークエルフは
地上を追われて地下に逃げ込んだケン・ラウヘルが、
再び地上を目指すためにダークエルフと手を結んだ。
ということになっています。
エピソード1でプレイヤー側ダークエルフが「ラスタバド軍が動いているようだ」と情報を得て先に行動開始、
エピソード2でついにラスタバド軍が侵攻開始、
エピソード3以降はそれぞれラスタバド系の中ボスとか大ボスとか出てくるんでしょうか。
そこらへんはこうご期待です。

(2005/06/18追記:ホントにエピ3で中ボス出てきたよアワワワ)
チルムのLv15試練体験談 オークエルダーはオークウィザードと同じ外見、同じ攻撃をしてきます。
沈黙の洞窟の南側「沈黙の大地」と呼ばれる黒い森にいるはずです…が、
チルムが探した感じでは「沈黙の大地」から「ドラゴンバレー」へ行ける階段の周辺にしかオークエルダーを発見できなかったので、「沈黙の大地」と言ってもかなり狭い範囲に沸く性質なのかも知れません。

この付近はスパルトイなど多少やっかいなモンスターが沸くので、Lv15で行くには少し厳しいです。
回復アイテムを忘れずに持ち、仲間を集めて行きましょう。
「オークエルダーの頭部」自体はDROP率が高く、10匹も狩ればきっと出るでしょう。

なお、他のLv15試練アイテムは「犬が敵を倒すと、犬に試練アイテムが入るのでそれを売買する」ことができましたが、「エルダーの頭部」は何故か犬には入りませんでした。

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