マエストロ レオリン:

ふぅ...かれこれ、50年前になるな。俺は黒の金
敷ギルド史上で最も若いマエストロになった!嘘、
偽りなく、俺の実力は名実共に最高だった!

当代の名の知れた英雄たちは、みんな俺のところに
来て武器やアーマーの製作を頼んだものだ。セドリ
ック アテバルト卿の剣、女将ヘレナ ブラックバー
ドの槍も俺が作った物だ!俺の作品は市場に出すや
いなや競売にかけられ、高く売れたものだ。

青二才の職人たちが教えを請いたいと、毎日のよう
に仕事場にやってきたものだ。だが、みんな断るし
かなかったな。もう、俺の弟子は30人以上いたから
な!

それから...、俺は、シュチュッツガルトで最高
のドワーフの美人を妻にめとるほどにラッキーだっ
たしな。しかし...。

「しかし...?」