さて、エントとフェアリークィーンについてはすでにお話した。
ほかの森の守護者についても軽くお話しよう。
アラクネはクモの姿をした守護者だ。 手が多いせいか、手芸が得意らしい。
彼らは「糸」や「ミスリルの糸」、「アラクネの抜け殻」、「アラクネの糸」をつくってくれる。 それぞれ必要な材料を持っていって製作を頼めば、できたアイテムを貰うことができる。
「アラクネの糸」が欲しい場合は、エントから表皮を貰う場合と同様に材料を渡してから殴る必要がある。 詳しくはエントのページでお話したが、おさらいしておこう。
ちなみに、アラクネはエントの表皮を食べて栄養とし、脱皮するんだそうだ。 もちろん、エントの枝も食べて栄養とし、糸を出す。見た目ではアラクネの糸のほうが普通の糸より太くて白い。
パンはけっこう乱暴な森の守護者だ。 馬の体に人間の上半身、手には槍を持っている。
「ミスリルプレート」「オリハルコンプレート」は、彼らに材料を持っていって頼めばいい。 硬いヒヅメで材料を叩いて製作してくれるだろう。 パンのタテガミはアイテム製作ではないので材料は必要ない。
「パンのタテガミ」は、糸の材料となる。 名前からわかるとおり、これはアイテム製作というよりは本当にただのタテガミだから、パンに生えているタテガミを刈り取ることで入手する。 これはエントの説明同様だが、またおさらいしよう。
ロングボウ製作などで「パンのつの」が欲しければ、エルフの村でナルエンに話しかけてマジック フルートを製作しよう。 パンの近くでフルートを吹くと、パンがそれを欲しがって寄ってくる。そこで、フルートと交換すればいい。
このとき、パンは「たくさん歩くと、フルートに飽きる」という不思議な性格がある。 普通に歩かせておくと1〜5本目くらいでフルートに飽きるのだが、立ち止まらせてから隣でフルートを吹くと30本程度まで飽きずに交換してくれる。 大量生産のときは覚えておくといい。
なお、このフルートの音色は最高に悪く、森の守護者やモンスターにダメージを与える音である(という設定になっている)。 これを「音楽」と言い張るのはナルエンとパンをおいて他にない。
フェアリーは気まぐれ屋だが、わりとアイテム製作に好意的だ。
殴ったりする必要は無く、「ミスリル」や「フェアリーの羽」は材料を渡して頼むだけで作ってくれる。
とくにここで説明する内容は無いのだが、せっかくなので豆知識でも言っておこう。
フェアリーの羽は、帰還スクロールと同様の使用効果がある。 使用するとフェアリーたちが住まう「精霊界」を通じてテレポートするんだそうだ。 フェアリーの羽はミスリルの糸とフェアリーダストを使用すると生えてくる。 だが、材質はなぜか「ロウ」である。
フェアリークィーンが作る「オリハルコン」は、砥石と同様に使用できる。 ただし、砥石と違って確率型なので確実ではない。
アラクネやパンに比べてもかわいい顔をしているが(超失礼)、いったん怒らせるとコールライトニングの魔法を遠距離から乱発してくるため、 他の二人の「殴る」に比べて攻撃力も命中率も飛距離も格段に高く、「キレたら危ない」典型でもある。
話は変わってダークエルフの鍛冶屋「クプ」の話をしよう。 といっても、彼はとくに特殊でもなく、頼めば普通につくってくれる。 彼はかなりいろいろなものを作れるから、何を作れるかはアイテム精製指南のほうを参照されたい。
唯一、彼を探すのがまず大変かもしれない。沈黙の洞窟の村をでたら4画面ほど真下に歩いて、その周囲で探してみよう。 彼はもともと沈黙の洞窟の住民で、ダークエルフのほうが後から入居してきただけである。彼がそこにいるのは特別な事情があってではない。