手旗交信法、その他「手旗マナー」について。では、とりあえずここに手旗交信法、一般基本を載せておきます。
(参照 スカウト手帳 1992年版)
つまりはこうです。(かも知れない)
ただ、気になるのは交信をやめる方法です。スカウト手帳にもそんなのは載っていないんです。
第一、わが寒川一団では、1番~5番までしかやらないので、つまりは本当にこれでいいのか、といわれるとわかりません。
ですので、終わり方にはふれないでおきます。
ところで、起信形象とは何でしょうか。これは読んで字のごとく、【交信を起こす】形象です。
『これから交信するよ、準備いいかい』というわけです。
これに対して、受信者は往信形象を送ります。【交信に応じる準備ができたことを示す】形象です。
『準備よし、いつでもどうぞ』となります。
送信者は、ここで本文を送ります。本文の送り方は前回やったとおりです。
ただし、長文の場合は、区点形象で数句に区切ります。句点とはもちろん、丸。のことです。
送信者は、本文の後に終信形象を送ります。トランシーバーなら、「こちら○○、どうぞ」の「どうぞ」の部分になります。
『本文終わり』となります。
受信者は、解信形象を送ります。訳しにくいですが、『ああそうですか』といった感じです。
ここまでで頭の痛くなった人、いるでしょう。どうぞゆっくり覚えてください。 息抜きについでに、前回分の0から14までの数字の打ち方の表の中に、合成写真がいくつもありますので、探してみてはどうでしょうか。1枚や2枚ではありませんよ。
さて、手旗とて人間のする事ですから、間違える場合もありますし、なにいってんだかわからなくなる場合もあります。そんなとき、こんな動作をします。
(参照 スカウト手帳 1992年版)
何となくふつうの言葉のやりとりのように見えるでしょう。
②は、~~~~~、おおっといけねえ、まちがいだぞ、まちがい。じつは…………なんだ」といった感じです。
③も、「おい、おまえ今なんて言った?「~~~~~」の次さ」となるでしょう。
なお、の1の「…カラサラ」は、「…から更」ではないかと思われます。
さらにひどい場合、全文を再送してもらうこともできます。
(参照 スカウト手帳 1992年版)
だいたい解っていただけたでしょうか。目が回ってきそうなのはあなただけではありません。
ほかのこのページを見ている人もおそらく目が回っているでしょうし、私も眠くて目がまわってきました。
これで、今回の私の役目はほとんど終わりです。このページで手旗信号が理解していただけたなら、私はうれしいです。(そうでないなら、ややかなしいです。)
最後に、このページのPart.1とPart.2について間違いを探してくれたMVGのみなさんと参考にさせていただいたスカウト手帳1992の制作者の方々、それに今回この学問のページをみていただいたすべての方、どうもありがとうございました。
最後になりますが、起信往信解信終信消信その他の形象一覧を載せておきます。
ただし、略信から下は私も知らないので、意味は分かりません。
![]() | 起信 | 両手を上に上げ、左右交互にばたばたする。 |
![]() | 往信 | 両手を上下にばたばたする。 |
![]() | 終信 | 両手を上に伸ばす。数字表現の12と同じ。 |
![]() | 消信 | 右手を上向きにばたばたする。 |
![]() | 解信 | 両手をそろえて左右にばたばたする。 |
![]() | 略信 | 両手を斜め下に向ける動作をする。 |
![]() | 中継 | 不明 |
![]() | 句点 | 数字表現の14と同じ。 |
![]() | 読点 | 右手を斜め下に向ける。 |
![]() | 新章 | 数字表現の7と同じ。 |
![]() | 数学 | 数字表現の13と同じ。 |
![]() | 括弧 | 両手を斜め下に向ける。 |
![]() | 小括弧 | 左手を左に伸ばす。 |
![]() | 帰除線 | 数字表現の11と同じ。 |
![]() | 問符 | 左手を斜め下に向ける。 |
(参照 スカウト手帳 1992年版)