さて、リネージュパート1「The Blood Pledge」から時が経ち、アデン王国は復興の道を歩んでいました。
しかし、次の混沌はすぐに訪れました。
アデン王国に、ダークエルフ族が姿を現したのです。
彼らはアデン城に赴き、国王に対してこう進言しました。
「――あなたの国に、もうすぐダークエルフ族の軍隊が攻めてくる――」
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このサイトでは、リネージュの歴史について探り、解説をしていきます。
リネージュは、そのストーリーをパート1、パート2に分けています。
現在は、パート1が終わり、パート2のエピソード2の物語が語られています。
パート1に関する説明は、専用解説ページが有りますのでそちらをご覧ください。
リネージュ | パート1 | Lineage Part1 [ The Blood Pledge : 血の盟約 ] | ||
---|---|---|---|---|
エピソード1 | Talking Island | 話せる島 | ||
エピソード2 | The Feudal Territory of Gludio | 封建的な領地・グルーディオ | ||
エピソード3 | Kent Castle | ケント城 | ||
エピソード4 | The Mystery of Magic | 神秘の魔法 | ||
エピソード5 | The Elven Forest | エルフの森 | ||
エピソード6 | Windawood | ウィンダウッド | ||
エピソード7 | The Valley of Dragons | ドラゴンバレー | ||
エピソード8 | Giran | ギラン | ||
エピソード9 | Heine | ハイネ | ||
エピソード10 | Lair of Valakas | 火竜の棲家 | ||
エピソード11 | Oren | オーレン | ||
エピソード12 | Aden | アデン | ||
パート2 | Lineage Part2 [ The Cross Rancor : 交差する憎しみ ] | |||
エピソード1 | Light and Shadow | 光と影 | ||
エピソード2 | Heaven and The Earth | 天と地 | ||
エピソード3 | Life and Death | 生と死 | ||
エピソード4 | History and Memory | 歴史と記憶 | ||
エピソード5 | The Tower of chaos | 混沌の塔 | ||
エピソード6 | The Lastabard | ラスタバド〜決戦〜 |
Lineage Part2 The Cross Rancor Episode1 Light and Shadow
リネージュ パート2 交差する憎しみ エピソード1 光と影
タイトルからして、とても重々しい響きですね。
リネージュはパート2の新しい物語を迎えたところで、非常にドロドロとしたストーリーになっています。
物語を進めれば、もっと華々しい部分もあるはずですが、そこはすこしご容赦を。
リネージュ・パート2は、今まで地下世界に閉じ込められていたダークエルフが、アデン王国に戦争をしかける物語です。
対するアデン王国も、国にあだなすダークエルフ族を屈服させ、危険因子根絶のため地下世界に攻め入ろうとします。
彼らの思惑、欲望、憎しみが交錯し、アデン王国は再び戦火に見舞われます。
しかし、敵側のダークエルフのほかにも、プレイヤー操作側にダークエルフが登場します。
なぜダークエルフは、アデン王国へ侵攻を始めたのでしょうか?
なぜダークエルフは、人間を憎んでいるのでしょうか?
そしてなぜ、我々の敵となるダークエルフと、我々の味方となるダークエルフがいるのでしょうか?
それでは、リネージュ・パート2、エピソード解説へ入ってまいりましょう。
まず知っていただきたいことは、ダークエルフには和解派と復讐派があるということです。
そして、プレイヤーが操作するダークエルフは和解派、エピソード2からモンスターとして現れたダークエルフは復讐派に属しています。
地上に出て破壊の限りを尽くす復讐派ダークエルフ族を、同族の恥として制止しようとするのが、プレイヤーダークエルフの努めとなります。
少しだけ、和解派と復讐派の歴史を見てみましょう。
時代は今より数百年前、エルフ族、オーク族、そして人間族が戦争に明け暮れていた頃のお話です―――
かつて、エルフはひとつの種族でした。エルフは頭の良い種族で、世界中に繁栄していました。
しかし、あるときエルフは人間に戦争を仕掛けられ、エルフの森へ敗退させられてしまいます。(→交代の歴史)
屈辱と共に森へ逃げ帰ったエルフ族の中には、復讐のため、創造の神アインハザードの信仰を捨て、破壊の神グランカインを求める者が出始めました。
彼らは肌を黒く塗り、グランカインを崇め始めました。
こうして、やがてエルフは白色のエルフ族と褐色のエルフ族に分裂しました。
そして、褐色のエルフ族は、白色のエルフ族との戦争の末にその者の歩む道は、黒き死の森となる強力な呪いを受け、以後ダークエルフと呼ばれるようになりました。
呪いを受けたダークエルフは、その永遠とも言えるエルフの寿命も、人間と同じほどにまで短くなってしまいました。
さて、ダークエルフもこれで満足したわけではありません。
呪いを受け、暗闇での生活を強いられたダークエルフ族のなかに、やがて自らの過ちを認めようとする者が現れ始めます。
長い暗闇での生活に加え、ダークエルフたちの中に、ついに「自然死」を迎えるものが出始めたことが追い討ちをかけました。
前述のとおり元エルフの彼等は外的要因(攻撃ダメージ)以外に死亡することをほぼ知らなかったため、突然の「寿命」という時間の概念に戸惑ったのです。
しかし、破壊の神グランカインへの信仰を捨て、かつての戦争相手と和解を結ぶことは、ダークエルフ族の歴史の全てを否定することになってしまいます。
哀れかな、過ちを認めることを進言したダークエルフ族は闇の世界を追放され、地上へ戻ることもできず、狭間の世界へと追いやられてしまいます。
これが、和解派ダークエルフと復讐派ダークエルフの分かれ道となりました。
さて、永い間地底世界にいた復讐派ダークエルフ族は、地上への復讐の機会をうかがっていました。
そのころ、地上ではアデン王国の時の王ケン・ラウヘルが人々によって倒され、復興への道を歩みつつありました。
しかし、命からがら城を逃げ出したケン・ラウヘルは、この時まだ王位への執着を忘れていませんでした。
何の偶然か、ダークエルフ族の存在を知ったラウヘルは地下世界へおもむき、彼らと協力体制を結ぶことに成功しました。
地上の支配をもくろんでいたダークエルフ族は、ラウヘルの登場によりついに動き出します。
元エルフなためか統率力はそれほど強くなかったダークエルフ達に、ラウヘルという強力な元統率者と、ラウヘルという人間世界を詳しく知る男が戦力に加わったのです。
掘り進められていた地下侵攻路から飛び出した彼らは、くすぶっていた怨念の炎が爆発するかのように、一気に世界を支配しようと散らばりました。
ラウヘルの情報により最も軍事力が弱いと考えられたグルーディン村は、彼らの侵攻により一夜で廃虚と化しました。
各地で見境のない復讐活動が展開されはじめ、城を奪取し地域を支配しようとしています。
地上の民へ復讐心をあらわにする復讐派ダークエルフ族。
彼らを同族の手で制止しようとする和解派ダークエルフ族。
侵攻に対し防衛、そして闇の世界を鎮圧しようとする地上の民。
人々の憎しみと思惑が交錯するアデン王国。
世界を支配するのは、光か、それとも闇か?
リネージュ・パート2「The Cross Rancor(クロスランカー:交錯する憎しみ)」が今、正念場へと突入します。
あくまで要点だけの説明に絞った形ですが、ご理解いただけたでしょうか?
最後に、さらに理解を深めることのできる複数のリンクをご用意しておきます。
引き続きリネージュストーリーをお楽しみください。