ゼロから始めるFactorioの鉄道構築(信号基本編)
[Factorio] [2026/06/21 23:00]
前回の記事から引き続き、Factorioの鉄道について。
前回の記事では単純な線路の引き方を紹介した。
しかし、1本の線路に列車を2本以上走らせると、列車同士が追突してダメージを受けてしまう。
追突を防ぐのに必要なのが信号である。今回はこれについて紹介する。
2026/6/21更新:
記事の構成を変更し、連動式列車用信号の基本説明を後段に移動しました。
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列車用信号は何をするか?
線路に信号を置くと、信号を置いた場所を境に線路が区間で区切られる。
そして、その区間に列車がいれば信号は赤に、いなければ緑になる。
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線路に信号を置いてみたところ。前方の区間に列車がいると赤になる。
早い話、信号は線路の満車(赤)と空車(緑)の表示装置だと思っていい。
列車は赤信号では停車し、緑になると進むので、 これにより列車が前の列車に追突するのを防ぐことができる。
Factorioが認識している「区間」を実際に見てみたければ、手荷物から列車用信号を取り出してみよう。
工場長が信号を手に持っている間だけ、下の画像のように区間を表すカラフルな線が表示される。
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区間を表す線が表示された状態。信号を境に色(=区間)が区切られているのがわかる。
(線の色に特別な意味はない。区間ごとに違う色が使われているだけ。)
信号を作るには、「鉄道用信号」の研究を済ませておく必要がある。
またFactorioの列車用信号と連動式列車用信号は名前は似ているが別のアイテムなので、混同しないよう注意しよう。
本記事では最初に通常の列車用信号について、後半では連動式列車用信号について紹介する。
信号は右に置く
信号の置き方にはルールがある。
信号は列車の進行方向の右側に置かなくてはならない。
以下の画像をご覧いただきたい。
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Factorioでは、信号は列車の進行方向右側に置くのがルール。左側の信号は見ないので、信号は片側のみでOK。
ただし1本の線路を列車が往復運転する場合は、往路と復路それぞれの進行方向右側、つまり両側に対になるように信号が必要。
このルールは、通常の列車用信号も、連動式列車用信号も共通である。
線路を信号で区切ってみよう
では実際に列車用信号を作成し、線路に設置してみよう。
今回は、前回の記事で作った線路のうち、それぞれのカーブの始めと終わりに信号を置くことにする。
以下の画像を参考に、計4か所に信号を置こう。
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前回のページで作った線路のカーブの始めと終わりに信号を置いた状態。
この記事では列車は時計回りに進むので、信号は列車の進行方向右側、つまり輪の内側に置く。
反時計回りで作った方は信号は列車の進行方向右側、つまり輪の外側に置こう。
信号を置き終えたら、1本の線路に前の記事同様に時刻表を設定した列車を2本走らせてみよう。
それぞれの列車が追突しないよう自動的に加速・減速しながら走るさまはなかなか感動できる光景である。
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1本の線路上を2本の列車が走っているが、信号により制御されているので追突せずに上手に走り続ける。
黄色信号は区間の予約を表す
信号をよく見ていると、信号が赤になる前に一瞬だけ黄色に光ることに気づくかもしれない。
黄色く光る信号は「列車がもうすぐその区間に入る」という、赤信号1歩手前の予約状態を表している。
予約された区間には、予約をした列車しか入ることができない。
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列車が線路上を進む際の信号の動き。
列車は前方の区間が緑信号であれば、その区間を予約して他の列車が入らないようにし、信号は黄色になる。
列車が予約した区間に入ると、信号は赤になる。
列車が区間を抜けると信号は緑になり、他の列車が入れるようになる。
このように、Factorioの信号は日本の自動車用の(一定時間おきに青→黄→赤を繰り返す)信号とは基本的に違うので、 その点は区別しておこう。
なお、列車は工場長が手動運転することもできる。
信号は自動運転の列車のためのシステムなので、手動運転の列車は信号を無視して走行できる。バックもできるし、区間の予約も必要ない。
自動運転の列車から見ればルール全部無視の列車が線路上でうろちょろしているわけで、当然事故も起こるので注意が必要である。
線路に交差点を設けるには
線路に交差点を設けるには、単に線路を重ねて配置すればよい。
これだと列車同士がぶつかるのではと心配になるかもしれないが、ご無用である。
既に書いた通り、信号は前方の区間に列車がいれば赤、いなければ緑になる。
上図で区間を表す線を見ていただければわかる通り交差点は全体が1つの「区間」と扱われているので、
交差点の中に列車がいる時は交差点に入るすべての信号が赤になり、他の列車は交差点に入れなくなる。
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緑の列車が交差点に入った状態。交差点に入る向きの信号がすべて赤になっていることにご注目。
これなら交差点には1度に1本の列車しか入れないので、他の列車とぶつかる事は決してない。
ただし、上記の画像では交差点が全体で1つの区間になっているため、
例えば緑の列車が交差点を渡っているときは黄色の列車は交差点に入れず、手前で止まっていなくてはならない。
見ての通り、緑と黄色の列車は交差点ですれ違いこそすれ、ぶつかる心配などありえないにも関わらずである。
交差点の交通をもっとスムーズにしたい場合は、交差点に信号を追加で置いてみよう。
以下の画像では交差点の中央に信号を追加したことで交差点の「区間」が分割され、2本の列車が同時に交差点に入れるよう改善されている。
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交差点の中央に列車用信号を追加した図。緑の列車が交差点を渡っているが、黄色の列車の前の信号が赤ではないことにご注目。
先の例では交差点が全体で1つの区間だったが、
この例では交差点が2つの区間に分割されたので、緑と黄色の列車は同時に交差点を通過できるようになった。
ただしこれだけではまだ不足がある。以下の画像をご覧いただきたい。
駅には既に青い列車が停まっている。その後ろで赤い列車が渋滞している。
赤い列車が交差点を塞ぐ形で停車してしまい、事故こそ起きていないが緑と黄色の列車の進行を妨げている。
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青い列車がどかない限り、赤はもちろん緑も黄色の列車すらも進めなくなっている。
こんなときはどうするべきか。
車の免許を持っている人なら、「交差点の中で停まりそうなときは、交差点の手前で停まって待つ」ルールは知っているだろう。
Factorioでそれができるのが連動式列車用信号である。
連動式列車用信号は何をするか?
通常の鉄道用信号は線路を区間に区切り、その区間に列車がいれば信号は赤になる。
連動式列車用信号はそれに加えて、列車が交差点の中で停まりそうなときも赤になる。
このため線路の交差点を作るとき、交差点の入口を連動式列車用信号にすると、列車が交差部で立ち往生するのを防ぐことができる。
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3本の線路それぞれの交差点の入口を連動式列車用信号にした例。(1灯式の信号は連動式信号、3灯式の信号は通常の信号。)
赤い列車の前方の信号にご注目。
この図では青い列車が交差点の出口側を塞いでいるので、もし赤い列車が進むと交差点内で立ち往生してしまうが、
連動式列車用信号を使っているので交差点の入口に赤信号が出ており、赤い列車は交差点に入らず手前で止まって待つ。
一方、緑と黄色の列車は出口側が塞がれていないので入口に緑信号が出ており、交差点に入ることができる。
ちなみに画像中央にある「交差点の中間」は、左右の交差点の出口兼入口なので入口のルールに従う。
もう少し正確に言うなら、連動式列車用信号は前方の信号が赤のとき連動して赤になる。だから「連動式」列車用信号。
数珠繋ぎにもできるので、上記画像のように連動式列車用信号の前方が連動式列車用信号の場合は全部連動して赤になる。
通常の列車用信号は連動しないので、連動はそこが区切りになる。
区間を予約に際しても、区切り位置まで全部連動予約するため、
交差点通過中にほかの列車が左右から割り込んできて急停止、といった事態を防ぐ効果もある。
そんなわけで、線路に交差点を作る時は、
① まずは線路を引いて、通常の列車用信号で交差点を区間に区切る。
② 各線路の進行方向を意識して、入口を連動式列車用信号に置き換える。
という流れで進めるといい感じになる。
線路が密集していて信号を置くスペースがないときは、線路自体をひきなおしてスペースを確保してみるのもいいだろう。
通常の列車用信号と連動式列車用信号を置き換える際は、わざわざ撤去→再設置をしなくても、単に重ねておけば自動的に入れ替わる。
連動式列車用信号にはひとつ注意点がある。
交差点を抜けた先の区間には、十分な長さを確保しなければならない。
以下の図で、赤い列車は3両編成だが、交差点を抜けた先の区間は1両分の長さしかない。
連動式列車用信号は前方の信号が赤か緑かはチェックするが、長さまではチェックしないので、
赤い列車は交差点を抜けた後で結局赤信号につかまってしまい、交差点にしっぽを残して停車してしまう。
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一見問題ないように見えるが、交差点を抜けたあとの区間が1両分の長さしかないため3両編成の赤い列車は交差点を抜けきれない。
このようなケースを防ぐため、連動式列車用信号を使うときは交差点を抜けた先の区間は一番長い列車が収まる長さにする必要がある。
ただしこのルールを守りすぎると今度は列車の運転間隔が空きすぎて通行可能本数が減ってしまうため、
ルールを頑なに守るメリットとデメリットを勘案して柔軟にルールを破るくらいがちょうどいいだろう。
次回の記事では、連動式列車用信号を使ってさらに複雑な線路を作る方法を紹介する。
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